第3回喜の音会「若木仇名草」の動画を公開しました


    5月4日に開催させていただきました、第3回喜の音会の「若木仇名草(わかきのあだなぐさ)」(通称:蘭蝶)の演奏をYouTubeにて公開いたしました。




    「若木仇名草」は、全て演奏しますと1時間以上かかりますが、今回は物語の前半部分のみの演奏です。
    ぜひご視聴くださいませ。



    昨年、友人と組んだ「うわん」というユニットで、「蘭蝶~縁切り~」という作品をつくり、第5回クォータースターコンテストに参加しました。
    こちらは物語のラストの部分です。
    真剣につくったつもりなんですが、大変シュールな仕上がりになりました。




    よろしければ、あわせてご視聴くださいませ。
    「うわん」のサイトには、蘭蝶の歌詞も掲載しております。
    http://uwan.gozaru.jp/rantyou.html


    2本続けてご覧いただきますと、だいたいストーリーがつながります。
    (女房お宮の話が本当はもう少し続くのですが、まぁ、だいたい。)


    「若木仇名草」は、夏のお話とされています。
    季節感のある描写はほとんどありませんが、最後の最後、蘭蝶と此糸が心中するところで「二人が命短夜の」と語られ、「夜が短い=夏」ということだそうです。
    歌舞伎では、蘭蝶は紗の羽織を着ています。


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    今日は寄席の日

    今日、6月5日は何も予定がない日でした。
    本日最終日のミュシャ展へ行こうか、でも絶対混んでるだろうし、あきらめて家でゆっくりしようか。どうしようかな、と考えていたら、今日が「寄席の日」であることを知り、池袋演芸場へ行くことに。
    「寄席の日」は、毎年6月の第1月曜日で、この日は都内の各寄席の入場料が半額なのです!
    ちなみに池袋演芸場は昼夜入れ替えなしなので、体力さえあれば12時ごろから20時半まで、ずっと落語を聴いていることができます。
    途中外出して食事して、また席に戻るのもOKです。
    なんとゆるやかなルール。

    ベテランの師匠方のじっくり練った噺にしびれますが、若い芸人さんの勢いがある明るい高座もすごく楽しい!

    私が愛知の田舎から東京へ出て来て、12年。その時分、度々寄席に行っていました。
    そこから繋がってるんだなぁ、今の自分に。
    なんてことを思い出した一日。
    ありがとう寄席の日。



    「第3回喜の音会 縁でこそあれ末かけて」無事終演いたしました


    今年で3回目となりました私の勉強会「喜の音会」、無事に終演いたしました。
    おはこびくださったお客様、応援してくださった皆様に御礼を申し上げます。

    お天気と、豪華すぎる助演のお二人と、優しいお客様に恵まれまして、幸せな一日になりました。

    プログラムは、新内流しから。

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    鶴賀喜代寿郎さんが手ぬぐいを頭に乗せていらっしゃいますが、これ「吉原被り」と言います。
    かっこいいでしょ?
    喜代寿郎さんは、芸もお人柄も心から尊敬している大先輩でして、本来でしたらこのような小さな会で、しかも私の弾き語りの上調子をお願いできるような方ではありません。
    ですので、ご出演いただけることが決まった時にはびっくりしてしばらく震えが止まらなくなってしまいました。
    これはもう、神様からのプレゼントに違いない。素晴らしい上調子を弾いていただけるのに、自分の弾き語りがへなちょこではもったいない!すぐに上手くなんてなれないけど、自分のできる精一杯の演奏をしたい!!と思って、普段の何倍もお稽古しました。

    演目は、新内節の代表曲「蘭蝶」。
    シンプルで新内節の基礎が詰まった曲ですので、新内節のお稽古をする人はたいてい早い段階でこの曲を習います。
    が、シンプル故にごまかしがきかず、やればやるほど、知れば知るほどどんどん難しさを思い知らされる難曲です。
    今回、大先輩の上調子に助けていただいて勉強できたことは、一生の財産です。

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    休憩を挟みまして、2曲目は「不心底闇鮑 不心中の段」です。
    花組芝居の丸川敬之さんがゲスト出演してくださり、お芝居仕立てでご覧いただきました。
    こちらは、「遊女(小富)に心中をせまられた男(七兵衛)が、あれこれ言い訳をしてなんとか逃げようとする」という笑えるお話です。

    この曲は、現在は演奏される機会が少なくなってしまいましたが、れっきとした古典作品で、300年近く前につくられたものです。
    今回ご覧くださった方はきっと、「お芝居にするにあたって色々変えたのかな」とお思いになるでしょう。
    でも実は、私はひたすら師匠から習った通りに演奏しております。丸川さんと掛け合いになっても全く自分の間を崩しておりません。
    「二人の息がぴったりだった」とあるお客様が言ってくださいましたが、あれは丸川さんがものすごく上手く合わせてくださっているんです!すごい役者さんなんです!!

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    撮影した丸川さんがどれも面白くて、こちらに載せる写真を選ぶのが大変でした。
    絶対に憎めないかわいい七兵衛を演じられるキャラと技量をお持ちの役者さんは、世界中で丸川さんただ一人だと私は思っております。丸川さんに引き受けていただけて、やりたいと思ったことが存分にできて、とても幸せです。


    最後になりましたが、ご指導くださった師匠と、手弁当でスタッフを引き受けてくれた友人たちに心より感謝いたします。
    支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。





    「第3回喜の音会 縁でこそあれ末かけて」ご予約方法のご案内

    (5月4日までこの記事が一番上にきます)


    第3回 喜の音会 「縁でこそあれ末かけて」
      

    1、若木仇名草(わかきのあだなぐさ)

       弾き語り 新内 勝喜
       上調子  鶴賀 喜代寿郎

    2、不心底闇鮑(ふしんていやみのあわび)-不心中の段-

       弾き語り 新内 勝喜
       ゲスト  丸川 敬之(花組芝居)


    日時:2017年5月4日(木・祝日)   
       昼の部 14時開演(13時半開場)
       夜の部 17時開演(16時半開場)

    会場:清澄庭園内涼亭 
    料金:2000円


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    予約フォーム→https://www.quartet-online.net/ticket/endeko

    予約フォームから申し込みしていただきますと、自動返信の確認メールがすぐに届きます。
    確認メールが届かない場合は、kinonekai@gmail.comへお問い合わせください。

    また、メールにてもご予約を受付させていただきます。
    件名を「予約」としていただき、本文にお名前、お電話番号、ご希望の部(昼の部or夜の部)、枚数をご記入の上kinonekai@gmail.comへ送信ください。


    おかげさまで、昼の部は予定枚数終了致しました。
    夜の部は、引き続きご予約受付中です。
    「どうしても昼の部しか行けないです」という方は、メールにてお問い合わせください。



    上演時間は休憩含め、1時間30分を予定しております。
    昼の部、夜の部とも同じ内容ですが、休憩時に召し上がっていただくお菓子は別のものをお出しします。

    通常は清澄庭園の入園料が150円必要ですが、5月4日(みどりの日)は、庭園無料開放日となっております。
    ぜひお遊びにいらしてください。

    おはこびを心よりお待ち申し上げております。


    第3回喜の音会「蘭蝶」

    「若木仇名草(通称・蘭蝶)」は、「明烏」「伊太八」とともに、新内節の三大名曲に数えられています。
    主人公の男(蘭蝶)、その妻(お宮)、蘭蝶の恋人の遊女(此糸)の三角関係を描いておりまして、すべて演奏すると一時間以上かかる大曲ですが、今回は物語の前半部分を演奏します。

    あらすじと歌詞はこちらにございます。
     
    会のサブタイトルにしました「縁でこそあれ末かけて」は、お宮が此糸に蘭蝶との馴れ初めを語る場面で、新内節の最も有名なフレーズです。なぜこの部分がそれほど人気なのかが、私にはずっと分かりませんでした。お宮が語る内容は「ただの愚痴」だし、同じ節の繰り返しで単調。もっとおもしろい内容の曲はたくさんあるはずなのに、何故「新内といえば蘭蝶、蘭蝶といえば新内」といわれるのか。
     ある大先輩にうかがったら「あなたはまだ若いからよ。年を取ると蘭蝶がしみじみ好きになる」と笑いながら言われたのが五年ほど前ですが、この数年で私は年を取ったようです。
     

    会まで、あと2日となりました。
    夜の部はまだ少しお席ございますので、開演1時間前までご予約の受付させていただきます。

    予約フォーム→https://www.quartet-online.net/ticket/endeko

    昼の部は、キャンセル分のみ受付させていただきます。ご希望の方は、メールにてお問い合わせくださいませ。

    おはこびを心よりお待ちしております。








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